「死」はゲーム内でも特別なルールの1つだ。現実世界ではみんな命は1つだけ、死んだらお終いだ。暇でやることがないからと言って「一度死んでみようか?」なんて思う人はまずいないだろう。
だがゲームでは別だ。もしあなたが私と同じように下手だった場合、ゲームで死亡することは日常茶飯事のはずだ。
「ネットワーク管理者、このディスプレイには問題がある。人が見えたと思ったらモノクロになった」
それだけでなく、絶えず異なる死に方を試したくなるゲームさえあり、スクリーン上の突拍子のない死を見ながら大笑いまでしている。
死のルールも、単調なGAME OVERから様々な異なる形態に進化していった。中には死の恐怖を究極にまで高め、何としてでも生き延びようと思わせるよう工夫をこらしたゲームもある。
釜に入ったこの半裸の男は死亡することはないが、スクリーンの前のプレイヤーはやりきれない思いを繰り返し体験する
また逆に死を面白おかしくし、繰り返しあなたを死への道へ邁進させるゲームもある。
『Broforce』と言うゲームには、数十人の異なるキャラがおり、死亡するとランダムで別のキャラに変わる。今のキャラがつまらなければ、死んでキャラを変えるのも一種の方法だ。
それでは、「ゲーム内のデスペナルティ」のルールを「最も残酷なデスペナルティ」「最も独創性のあるデスペナルティ」「デスペナルティの発展史」の三期に分けよう。
第一期、まずはゲーム内の最も残酷なデスペナルティについて話そう。
最も初期の、最もお馴染みのデスペナルティはGAME OVERだろう。『スーパーマリオ』でクリボーにぶつかったり、『魂斗羅』で銃弾を避けられなかったりすると、あの良く知るGAME OVER画面が表示される。
テレッテ テーレレレン
ファミコン時代、ステージを1つやり直したり、さらに最初からやり直したりすることは、当時まだ子供だった私たちにとってとてもショックなことだった。だがその後のゲームに出てくる異常と言われるデスペナルティと比べると、GAME OVERなど大したことはなかった。
アカウントがなくなった!異常と言うべき永久的死亡システム
多くの人が最初にゲーム内の「永久的死亡」と言う概念に触れたのは『ディアブロⅡ』だろう。このゲームで「エキスパート」を選択した場合、一旦死亡するとそのキャラのすべての進行度が永遠に失われる。数百、更には数千時間以上を費やして装備を手に入れるゲームからすれば、アンチ人類と言えるだろう。
だが永久的死亡においては、もっと異常にできると言うデベロッパーもいる。
2015年、国外のインディーゲームデベロッパーが『One Life』と言うゲームを発表し(注意:このゲームは『Half-Life』の続編ではない)、究極の永久的死亡を生み出したた。このゲームでは、キャラとSteamアカウントが連携されており、一旦キャラが死亡すると、二度とゲームがプレイできなくなるのだ!そして同一のSteamアカウントでこのゲームを再購入することもできない。
この前人未踏で後にもないだろう「人生」ゲームが本当にSteamに登場し、多くの国内ゲームメディアも関連情報を伝えた。ところがその後、ゲームはリリースされず、この大型パフォーマンスアートは現在そのSteamページと宣伝動画が残されているだけである。
財布の紐が緩みまくる!次元を跨いだデスペナルティ
キャラ、データの削除は残酷なことではあるが、善かれ悪しかれゲーム内だけのペナルティだ。更に残酷なペナルティは現実で財布の紐が緩みまくると言うデスペナルティだ。
こう言った次元を跨いだペナルティの入門ゲームは皆経験したことがあるだろう。アーケードゲームのレンコ(コインの連続投入)だ。『メタルスラッグ』の超高難易度の設計の初心はプレイヤーにゲームスタート後、多くのコインを投入させ、収入を上げようというものだった。そしてライフ1つにコイン3、4枚が必要なガンシューティングゲームは更にウォレットキラーと言えた。
もちろん神同様に、スクリーンを隠しても『メタルスラッグ』をクリアできるのなら、話は別だ。
だが本当のウォレットキラーと言えば、悪名高い「死亡で装備をドロップ」するルールだ。中国プレイヤーに最も印象深いのは当初の『The Legend of Mir 2』の装備ドロップだろう。現在はタップで贈られるドラゴンスレイヤーは、当初数万元で売れるレアアイテムで、死亡ドロップでレア装備を失う確率は高くはなかったが、倒されるたびにあなたをハラハラさせたことだろう。
だが本当にこのシステムを勢いづけたのは、『EVE』。
『EVE』の艦船は一旦破壊されると、本当に戻ってこない。ゲームにはレヴァナント・スーパーキャリアというスーパー艦船がある。その価値は8000ドルだ。2013年、この種のスーパー艦船は全サーバーで3艘しかなく、有名な2大ギルドの戦闘中、Habitual Euthanasiaギルドのスーパー艦船は悲惨にも待ち伏せに遭い、その場で撃破され、8000ドルはこうして消え去った。
2018年になると、4000名のプレイヤーが参加した超大規模な戦いで、交戦する両者が戦闘中に損失した艦船の総価値は38万ドルを超え、結局サーバーメンテナンスにより、一方が撤退に成功した。そうでなければ損失はこれに止まらなかっただろう。『EVE』は課金必須のゲームではないが、「多額課金」と言う話になれば、これを超えられるゲームは少ないだろう。
殺人に、罪悪感は必要?
次元を跨いだ財布への打撃は恐ろしいものだが、自分でしっかり管理していればやり過ごせるものだ。ところが別のゲームでは殺人で罪悪感を抱かせ、そのやり方はあなたに大きなショックを与える。
最も残酷なデスペナルティと言えば、『バトルフィールド』序章が間違いなくN0.1。
これは第一次世界大戦を背景としたゲームで、あなたはゲームで敵を殺すことに初めて罪悪感を抱くだろう。
『バトルフィールド』序章では、あなたは周囲を圧倒するヒーローではなく、戦場の一般兵だ。世界一次大戦の再現度が相当高いため、様々な大型兵器の掃射に直面すると、ほとんど必ず戦死する。あなたが操作する兵士が戦死すると、レンズがズームアウトし、スクリーンにはその兵士の名前と、生年、没年が表示される。この瞬間、死亡したのはもうゲームのキャラではなく、一人の生きた人間になり、あなたははっきりと命の重みと戦争の残酷さを感じるだろう。
その後、あなたは別の兵士を操作し、重機関銃を操る兵士の操作開始まで、絶えずこの重苦しいサイクルを繰り返すのだ。この時、もう自分が戦死する心配をする必要はなくなっているが、機関銃に抵抗する能力のない兵士に銃弾を浴びせた時、頭の中に生きている命が失われていく重苦しさが浮かぶかもしれない。その瞬間、あなたの引き金を引く手は躊躇し始めるのではないだろうか?
もちろん殺人で罪悪感を抱かせるやり方はいつもこんな風に人を抑圧するわけではない。『DARK SOULS』シリーズは高難易度であなたに人生を疑わせるほか、デスペナルティでも新たな種類を生み出した。
ゲーム内であなたの身体に闇の刻印がある場合、キャラの死亡時に闇の刻印の数に基づき呪い値が増え、呪い値が15以上になると亡者化し、亡者化した結果、醜くなるのだ。
死んだら醜くなるなんて、顔面偏差値重視のプレイヤーにとっては究極のペナルティと言える
ゲーム内で死亡すると挫折を味わいはするが、恐ろしい死があってこそ、生死の境で生きる望みを掴む楽しさがあるのだ。ゲームの残酷なデスペナルティはまだたくさんあるが、スペースに限りがあるため、今期はここまでとしよう。次はゲームの最も独創的のあるデスペナルティについてお話ししよう。請うご期待。
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